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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は主に112円台後半で推移か、原油高などでリスク回避のドル売り抑制へ


16日のドル・円は、東京市場では113円02銭から113円74銭で推移。欧米市場でドルは一時112円33銭まで反落し、112円57銭で取引を終えた。

本日17日のドル・円は主に112円台後半で推移か。米利上げは年内2回にとどまるとの見方が広がっているが、米国株の上昇や原油高を意識してリスク回避的なドル売りは抑制される見込み。

米連邦準備制度理事会(FRB)は15-16日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の据え置きを予想通り決定した。市場関係者が注目していた利上げペース(金利見通し)については、年内2回の利上げ予想がFRBのコンセンサスであることが確認された。

年内2回の利上げ予想は大方の市場関係者の予想と一致する。昨年末時点では年内4回の利上げが想定されていたが、インフレ加速の予断を持てないことや世界経済の成長見通しがやや減速していることから、年内4回の利上げを行うことは難しいとの見方が2月時点で広がっていた。

市場関係者の間では、次回利上げは6月になるとの見方が増えており、雇用やインフレ関連の指標が悪化しなければ、9月か12月に追加利上げが実施されるとの予想が多いようだ。さらに2017年には一部で4回以上の利上げが実施されるとの予測も出ており、利上げペースの加速はドル上昇につながるとの声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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