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【通貨】NY為替:ドル・円は112円57銭、FOMC金融政策据え置き&金利見通し引き下げ


 16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円82銭から112円33銭まで下落し112円57銭で引けた。朝方は米国の2月消費者物価指数が予想を上回り、追加利上げ観測を受けたドル買いが強まった。しかし、その後、連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想通り金融政策の据え置きを発表。また、四半期予測でスタッフが金利見通しを引き下げたことや、イエレンFRB議長が慎重な見通しを示したことから、米国の追加利上げがより遅いペースになるとの見方によりドル売りが加速した。


 ユーロ・ドルは、1.1058ドルへ下落後、1.1242ドルへ反発し1.1224ドルで引けた。ユーロ・円は、125円67銭から126円47銭へ上昇した。米FRBが当面緩和策を維持するとの見方から株高、リスク選好の円売りが優勢となった。


 ポンド・ドルは、1.4053ドルへ下落後、1.4274ドルへ急反発。オズボーン英財務相が英国の経済成長率、インフレ率見通し下方修正を発表したためポンド売りが一時加速した。ドル・スイスは、0.9914フランから0.9750フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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