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【通貨】3月16日のNY為替概況


 16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円82銭から112円33銭まで下落した。

朝方は米国の2月消費者物価指数(CPI)が予想を上回り追加利上げ観測を受けたドル買いが強まった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場予想通り政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.25-0.50%に据え置きを発表、同時に発表した予測でスタッフが金利見通しを引き下げたこと、イエレンFRB議長が慎重な見通しを示したため、米国の追加利上げがより遅いペースになるとの見方に基づきドル売りが加速した。

ユーロ・ドルは、1.1058ドルへ下落後、1.1227ドルへ反発した。ユーロ・円は、125円67銭から126円47銭へ上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)が当面緩和策を維持するとの見方から株高、リスク選好の円売りが優勢となった。

ポンド・ドルは、1.4053ドルへ下落後、1.4274ドルへ急反発。オズボーン英財務相が英国の経済成長率、インフレ率見通し引き下げを発表したためポンド売りが一時加速。

ドル・スイスは、0.9914フランから0.9772フランへ下落した。



[経済指標]

・米・2月消費者物価指数(CPI):前年比+1.0%(予想:+0.9%、1月:+1.4%)・米・2月消費者物価コア指数:前年比+2.3%(予想:+2.2%、1月:+2.2%)・米・2月消費者物価指数:前月比-0.2%(予想:-0.2%、1月:0.0%)・米・2月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、1月:+0.3%)・米・2月住宅着工件数:117.8万戸(予想:115.0万戸、1月:112.0万戸←109.9万戸)・米・2月住宅建設許可件数:116.7万戸(予想:120.0万戸、1月:120.4万戸←120.2万戸)・米・2月鉱工業生産:前月比-0.5%(予想:-0.3%、1月:+0.8%←+0.9%)・米・2月設備稼働率:76.7%(予想:76.9%、1月:77.1%)【金融政策】・米連邦公開市場委員会(FOMC)・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.25-0.50%に据え置き決定

《KY》

 提供:フィスコ

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