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【市況】米国株見通し:FOMCにらみの展開、原油価格の動向に関心も


『米株式市場』


15日のNY市場はまちまち。2月小売売上高が予想ほど悪化しなかったことや、3月NY連銀製造業景況指数の大幅改善が好感されたが、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とイエレンFRB議長の会見を明日に控え、上値も限られた。ダウ平均は22.40ドル高の17251.53、ナスダックは21.61ポイント安の4728.67。


グローベックスの米株先物は小動きに推移しているほか、欧州市場は前日の下げに対する反動もあり、やや買いが先行している。市場の関心はFOMCの結果発表と、イエレンFRB議長の会見が注目されることになる。欧州中央銀行(ECB)が追加緩和策に踏み切ったことでFRBの金融政策、特に利上げの方針について何らかの変更が生じているかどうかに注目が集まっている。市場では今年の利上げ回数が4回から3回に下方修正されるとみているようである。また、3月と4月に政策金利を据え置く公算が大きく、一方で、6月の追加利上げを見込む向きが多くなっている。


その他、原油相場は前週末に1バレル39ドル台を回復する場面をみせていたが、15日は「生産水準を維持する協定にイランが参加しない可能性」が伝わり、36ドル台前半まで下げている。週末には産油国の会合が開かれる予定であるが、原油相場の動向にも関心が集まりやすい。

《TY》

 提供:フィスコ

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