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【市況】<動意株・16日>(大引け)=サイバネットシステム、神戸物産、イードなど

 サイバネットシステム<4312>=大幅高。同社は15日、4月6日から8日にかけて東京ビッグサイトで開催される「第26回ファインテック ジャパン~フラットパネル ディスプレー技術展」に出展すると発表。先進運転支援ソリューションなどを出展するとしており、これが材料視されているようだ。先進運転支援を支えるセンサーやモニターなどには各種光学技術が使われており、同社はファインテック ジャパンで光学技術を紹介するとともに、さまざまな光学製品(液晶ディスプレーや有機ELなど)の研究開発を支援・加速する製品を展示する予定。

 神戸物産<3038>=続急伸。同社が15日の取引終了後に発表した第1四半期(15年11月~16年1月)連結決算が、売上高596億8300万円(前年同期比6.7%増)、営業利益23億9800万円(同48.5%増)と、大幅営業増益で着地したことが好感されている。既存店売上高が11月前年同月比6.9%増、12月同7.5%増、1月同8.8%増と好調に推移したことが業績を牽引。店舗数の順調な拡大も貢献した。

 イード<6038>=急伸。同社はきょう、AI(人工知能)を使った行動情報の分析・調査事業などを手掛けるレイ・フロンティア(東京都江戸川区)と業務提携すると発表。これが買い手掛かりとなった。両社は、モビリティの移動解析および、そのユーザーのライフスタイル理解の分野において共同でビジネス開発を行うことで合意。具体的には、同社が2000年にサービスを開始した自動車の燃費計測サービス「e燃費」の次期バージョンの開発を共同で進めていくほか、e燃費ユーザーに対してレイ・フロンティアの技術を応用したドライブログ機能を提供する。

 トリケミカル研究所<4369>=ストップ高。同社は半導体向け化学薬品メーカーだが、スマートフォン向け先端半導体用材料など高水準の需要を背景に業績拡大が続いている。15日取引終了後に発表した17年1月期の単独業績予想は、売上高が57億1000万円(前期比15.2%増)、営業利益は10億8000万円(同49.6%増)、最終利益は7億9000万円(同66.9%増)を見込んでいる。営業利益は16年1月期の倍増に続く5割増益であり、15年1月期比では3倍となる変貌ぶりで、これが株価を強く刺激している。

 MAGねっとホールディングス<8073>=ストップ高。15日の取引終了後、連結子会社のジャスティス債権回収の16年3月期第4四半期業績で、特別利益2億7800万円が計上されることになったと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。MAGネットHDの非上場親会社ファイに対して買取債権を有していたが、ファイから当該債権について額面額での支払いを受けたため、回収日現在のジャスティス債権回収の債権簿価と回収金額との差額が債権回収による利益として計上される。

 ケイアイスター不動産<3465>=4連騰で上場来高値更新。同社は15日の取引終了後、16年3月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の363億円から383億円(前期比18.6%増)へ、営業利益を21億円から27億円(同78.8%増)へ上方修正したことが好感されている。分譲事業の売り上げが好調に推移し、特に第4四半期に予算を上回るとみられることが要因としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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