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【通貨】東京為替:ドル・円は113円44銭付近、日本株の下げ幅縮小と日銀総裁発言で


16日の東京外為市場でドル・円は113円44銭付近。日経平均株価の下げ幅縮小や日銀総裁発言などで値を切り上げる展開となった。

ドル・円は日経平均の下落で113円02銭まで下げた後、日経平均が下げ幅を縮小し17000円回復を受け反発した。

その後、日銀の黒田東彦総裁が衆院財務金融委員会で、現行-0.1%のマイナス金利政策の拡大余地について「理論的な余地は相当にある」とし、-0.5%程度まで可能との認識を示した。この発言を受け、追加緩和期待で円売りが強まり、ドルは一時113円56銭まで切り返した。

ただ、ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏推移が続いているほか、上海総合指数は不安定な値動きのため、ドル・円は午後の取引で上値が重くなりそうだ。

ここまではドル・円は113円02銭から113円56銭、ユーロ・ドルは1.1096ドルから1.1112ドル、ユーロ・円は125円55銭から126円01銭で推移。

【要人発言】
・日銀黒田総裁
「マイナス金利は欧州を見ても理論的な余地がある」
・李克強・中国首相
「景気下押し圧力は引き続き増している」

《XH》

 提供:フィスコ

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