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【市況】東京株式(前引け)=全般買い手控えられ続落

 16日前引けの日経平均株価は前日比65円70銭安の1万7051円37銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は9億2049万株、売買代金概算は9272億7000万円。値上がり銘柄数は738、対して値下がり銘柄数は1039、変わらずは167銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の海外株が総じて弱かったことや、外国為替市場で円高基調にあったことから利益確定売りの流れが継続した。きょう有識者による「国際金融経済分析会合」の初会合が催され、そこで消費増税への反対意見が出たことから増税先送り期待が浮上、押し目買いが入り日経平均は底堅さも発揮している。ただ、日本時間17日未明に判明するFOMCの結果を前に全般買い手控えムードは強く、前場の売買代金は1兆円を下回った。

 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株の下げが目立つほか、ファナック<6954>、ソフトバンクグループ<9984>なども軟調。シャープ<6753>が大きく売られ、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>も値を下げた。マネーパートナーズグループ<8732>も安い。半面、ソニー<6758>が買われ、JR東海<9022>も上昇している。サイバネットシステム<4312>が商いを伴い急伸、アイフル<8515>、コロプラ<3668>なども物色人気となった。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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