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【経済】17年の世界の景気後退確率、30%に引き上げ=外資機関投資家


モルガン・スタンレー証券(MS)は最新リポートで、2017年の世界の景気後退確率を従来予想の20%から30%に引き上げ、同年の世界経済の成長予想を3.0%に引き下げた。

MSは、米経済の成長鈍化などが世界の景気後退をもたらす主因になるとの見方を示した。2016年、17年の米経済の成長予想について、2015年の2.4%からそれぞれ1.7%、1.6%まで鈍化すると予測した。

また、米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、日本銀行が金融政策に行き詰まる可能性があるほか、中国など新興国の不安定な資金流動、欧州の難民問題、中東の対立など地政学的リスクが世界経済に衝撃を与える可能性があると指摘された。

これより先、国際通貨基金(IMF)は、世界経済が直面するリスクが上昇していると警告し、各国政府に適切な対応を促した。

《ZN》

 提供:フィスコ

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