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【市況】雲下限での攻防/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 14日のNY市場は上昇。石油輸出国機構(OPEC)が16年の需要見通しを引き下げたことが嫌気されたが、連邦公開市場委員会(FOMC)のほか、黒田日銀総裁の会見内容を見極めたいとの思惑のなか、小幅ながら上昇に転じた。ダウ平均は15.82ドル高の17229.13、ナスダックは1.81ポイント高の4750.28で取引を終了。シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の17125円。
 シカゴ先物にさや寄せする格好から、小動きでのスタートになりそうだ。その後は日銀の金融政策決定会合のほか、黒田日銀総裁の会見待ちといったところか。日経平均は、16500-17000円でのもち合いレンジを上放れている。支持線として意識されている25日線については、やや上向きに転じてきている。
 一目均衡表ではちょうど雲下限の切り上がったところに接近。下値は転換線が支持線として意識されている。また、遅行スパンは実線を下から上に突き抜ける格好から、上方転換シグナルを発生させてきている。
 雲下限は17415円辺りから、週末には16526円辺りまで切り下がりをみせてくる。雲上限は18014円辺りから週末には17440円辺りまで切り下がるため、雲下限での攻防から、一気に雲上限を捉えてくる可能性がある。今日のところは、雲下限が抵抗として強く意識されそうだが、これを捉えてくる局面ではショートカバーが強まりやすいだろう。17100-17400円のレンジを想定。

[予想レンジ]

 雲下限は17415円辺りから、週末には16526円辺りまで切り下がりをみせてくる。雲上限は18014円辺りから週末には17440円辺りまで切り下がるため、雲下限での攻防から、一気に雲上限を捉えてくる可能性がある。今日のところは、雲下限が抵抗として強く意識されそうだが、これを捉えてくる局面ではショートカバーが強まりやすいだろう。17100-17400円のレンジを想定。上限 17400円-下限 17100円

《TM》

 提供:フィスコ

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