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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は113円台半ばで下げ渋りか、日銀金融政策は現状維持の予想


14日のドル・円は、東京市場では113円65銭から114円01銭で推移。欧米市場では113円51銭から113円88銭で推移し、113円80銭で取引を終えた。

本日15日のドル・円は主に113円台後半で推移か。日本銀行の金融政策は現状維持との見方が多いようだが、将来的な追加緩和への期待は持続するとみられる。米早期利上げの可能性も残されており、ドル・円は113円台半ば付近で下げ渋る見込み。

大半の市場関係者は、本日開かれる日銀金融政策決定会合で、金融政策の現状維持が決定されると予想しているが、先週11日に発表された1-3月期の法人企業景気予測調査(2月15日時点)では、大企業、中堅企業、中小企業はいずれも「下降」が「上昇」を上回っていた。先行きについては、7-9月期に大企業、中堅企業は「上昇」が「下降」を上回る見通しだが、中小企業は「下降」が「上昇」を上回る状況が続く。

景気見通しについては、外部環境の変化によって大幅に変わる場合が多いものの、4-6月期まではすべての産業で「下降超」の状況が続く。日銀が今回の会合で追加緩和を決定する可能性は低いとみられているものの、市場関係者の間からは「日銀は足元の景況感悪化を考慮して次回(4月27-28日)の金融政策決定会合で何らかの追加緩措置を講じるのではないか?」との声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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