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【市況】NY株式:ダウは15ドル高、金融政策イベントを控えて様子見ムード


14日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は15.82ドル高の17229.13、ナスダックは1.81ポイント高の4750.28で取引を終了した。石油輸出国機構(OPEC)が16年の需要見通しを引き下げたことで、原油相場が下落し、売りが先行。本日は主要経済指標の発表が予定されておらず、明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)や黒田日銀総裁の会見内容を見極めたいとの思惑もあり、午後にかけて下げ幅を縮小し、上昇に転じた。セクター別では、消費者・サービスや小売が上昇する一方で素材や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。



高級ホテルのマリオット・インターナショナル(MAR)と買収合意している、スターウッド・ホテルズ&リゾーツ・ワールドワイド(HOT)は中国の安邦保険集団などが新たな買収提案を行い、上昇。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。航空大手のユナイテッド・コンチネンタル(UAL)は心臓移植手術の為、休職していたムニョスCEOが復帰したことが報じられ、買われた。一方で、原油相場の下落を受けてサウスウエスタン・エナジー(SWN)やチェサピーク・エナジー(CHK)などエネルギー関連会社が軟調推移となった。



明日、製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は延期していた10-12月期決算を発表する。同社は、売上高の水増しや薬価つり上げ疑惑で業績への不透明感が強まっていたが、決算発表で混乱がやや沈静化すると予想される。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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