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【市況】米国株見通し:小安い展開か、FOMC控えこう着感も


『米株式市場』


11日のNY市場は上昇。欧州中央銀行(ECB)による昨日の追加緩和策の発表を受けて、アジア・欧州株が全面高となり、米国株にも買いが先行。国際エネルギー機関(IEA)が原油相場の底打ちを指摘したことで原油相場が一時39ドルを超す上昇となったことも好感され、終日堅調推移となった。ダウ平均は218.18ドル高の17213.31、ナスダックは86.31ポイント高の4748.47。


欧州市場は全般小安く推移しており、先週末の上昇に対する利益確定の流れが先行しているようである。米株先物についても、NYダウは10ドル安程度と小安く推移している。


15-16日にかけて連邦公開市場委員会(FOMC) が開催され、会合終了後にはイエレンFRB議長の会見も予定されている。先日発表されたベージュブックや雇用統計は概ね良好な内容であったが、インフレ見通しを巡る足元の不透明感は強い。今回のFOMCでは、ECBが追加緩和策に踏み切ったことでFRBの金融政策、特に利上げの方針について何らかの変更が生じているかどうかが注目される。FOMC待ちからこう着感の強い相場展開になりそうである。

《TY》

 提供:フィスコ

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