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【通貨】明日の為替相場見通し=日銀決定会合の結果を注視

ドル円の日足チャート 「株探」多機能チャートより
 今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合の結果に左右されそうだ。予想レンジは1ドル=113円00~114円50銭。

 この日は、前週末の海外市場でNYダウが上昇したほか、原油価格も値を上げたことからリスク回避姿勢が後退。ドル買い・円売りが優勢となり一時114円00銭をつけた。ただ、上値では利益確定売りも膨らみ、113円後半での一進一退が続いた。あすは日銀金融政策決定会合の結果が発表される。追加緩和の有無が焦点だが、1月の会合でマイナス金利政策が導入されており、「その影響を見極めるため今回の追加緩和はない」との見方が多い。ただ一方で、「デフレ脱却に向けETF(上場投信)の買い増しなどに踏み切る可能性はある」と予想する声もある。

 いずれにせよ、ドル円相場は発表直後には乱高下が予想される。チャート的には下値112円80銭前後、上値114円50銭前後のレンジ相場が続いており、上下どちらかに抜けることができるかが注目される。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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