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【特集】クロスマーケ Research Memo(12):連結配当性向15%前後を目安に安定配当実施へ方針変更


■株主還元

クロス・マーケティンググループ<3675>では、株主に対する利益還元を経営上の重要課題の1つとして認識、事業投資やキャッシュ・フロー等の状況を総合的に勘案しながら、配当による株主への利益還元に努めることを基本方針とする。その具体的な配当方針は、「連結経常利益10億円達成時に連結配当性向20%を目安に段階的に引き上げる」としてきた。しかし、今後については、足元の旺盛な資金需要、今後の事業投資計画等を鑑み、「連結配当性向15%前後を目安に配当金額を決定する」という基本方針へ変更した。

2015年12月期はこれまでの方針に基づき2015年12月期の経常利益が10億円を達成したことを受けて、期末配当を1株当たり2.2円の予定から4.5円へ増配(年間6.0円、配当性向は19.5%)とすることに決定した。一方、2016年12月期については新しい基本方針に従い1株当たり5.0円(内訳は中間2.5円、期末2.5円、配当性向15.2%)を予定しており、配当額としては減配となる。しかし、資金需要期でも安定配当継続し、株主に報いるという考えには変化がない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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