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【経済】当座預金金利のさらなる引き下げは実現困難か


 日本銀行(日銀)は14-15日に開かれる金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定するものとみられている。日本銀行当座預金の政策金利残高への適用金利は-0.1%で変更なし。マネタリーベースは年間約80兆円相当の増加ペースを維持する見込み。

 日銀は前回1月28-29日開催の金融政策決定会合で、物価安定の目標をできるだけ早期に実現するため、マイナス金利付き量的・質的金融緩和を導入することを決定した。「量」・「質」・「金利」の次元で緩和手段を駆使して、金融緩和を進めていく。

 しかしながら、マイナス金利については金融機関の収益を圧迫するとの懸念や円安誘導との批判が出ており、当座預金金利をさらに引き下げることは難しくなっている。市場関係者の間からは、当座預金金利をさらに引き下げることの是非について日銀の見解を聞きたいとの声が聞かれている。
《MK》

 提供:フィスコ

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