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2016年03月14日12時07分

【市況】もち合いレンジ上放れで需給が軽くなる/ランチタイムコメント


 日経平均は大幅に続伸。352.28円高の17291.15円(出来高概算10億4000万株)で前場の取引を終えている。11日の米国市場は、ECBの追加緩和が改めて評価されたほか、原油相場の上昇が好感され、NYダウは200ドルを超す上昇となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比200円高の17050円となり、この流れを引き継ぐ格好から続伸で始まると、寄り付き直後には2月4日以来の17200円を回復している。
 買い一巡後はこう着感の強い展開となったが、前場半ば辺りからじりじりと上げ幅を拡大させており、前引け間際には17300円に迫る上昇となった。東証1部の値上がり数は1700を超え、全体の9割を超える全面高商状。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの上昇。セクターでは33業種全てが上昇しており、保険が5%超の上昇となったほか、銀行、海運、建設、ガラス土石、鉄鋼、倉庫運輸、小売、不動産、電気機器などの強い値動きが目立つ。

 日経平均は直近もち合いレンジの16500-17000円を上放れてきている。価格帯別出来高の商いが膨らんでいるところを突破してきたことで、需給が軽くなる。ボリンジャーバンドでは+2σに接近しているが、バンドが上向きに推移しており、これに沿ったトレンドが意識されてくる。一目均衡表では雲下限の切り上がったところでのリバウンドとなり、遅行スパンについては、上方転換シグナルを発生させてきている。
 インデックスに絡んだ商いが中心とみられるが、日銀の金融政策決定会合の結果を前にリバウンド基調が強まっており、年金資金と見られる買いのほか、売り方の買戻しなども意識されてくる。日銀会合や米FOMCについてはサプライズは期待しづらいものの、産油国の会合なども控えているなか、押し目買い意欲は強まりそうである。(村瀬 智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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