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【市況】東京株式(前引け)=大幅続伸、リスクオン継続で9割超の銘柄が上昇

 14日前引けの日経平均株価は前週末比352円28銭高の1万7291円15銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は10億4001万株、売買代金概算は1兆128億8000万円。値上がり銘柄数は1785、対して値下がり銘柄数は115、変わらずは42銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前週末の欧米株市場が総じて強い動きを示したことや原油市況が底入れの動きをみせていることからリスクをとる動きが継続した。寄り前に発表された1月の機械受注統計が市場コンセンサスを大幅に上回ったことも味方に上げ足を加速。日経平均1万7000円近辺は滞留出来高も多く戻り売り圧力の強いゾーンだが、きょうはここを上抜くかたちで1万7300円近辺まで上値を伸ばした。銀行、保険など金融関連株や海運、鉄鋼など市況関連株が買われ、全体相場を牽引、前場はほぼ高値引けとなり、東証1部全体の92%の銘柄が上昇した。

 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが商い高水準で上昇、ファーストリテイリング<9983>の上げも目立つ。ペプチドリーム<4587>が連日のストップ高に買われたほか、ソニー<6758>、ファナック<6954>なども物色人気となった。ブレインパッド<3655>、gumi<3903>が値を飛ばし、第一生命保険<8750>、田淵電機<6624>なども大幅高。半面、関西電力<9503>が軟調、任天堂<7974>も冴えない。日本化薬<4272>が急落、マネーパートナーズグループ<8732>、さくらインターネット<3778>なども値を下げた。東京ドーム<9681>も安い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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