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【材料】フランスベッドホールディングス---超低床フロアーベッドなど新発想の認知症対応商品が好調


フランスベッドホールディングス<7840>は、2015年4月から3ヶ年の中期経営計画を進行中で、「本格的な高齢社会で求められるニーズに対応するため、グループが保有する経営資源を集中させ、シルバービジネスの更なる強化と積極的な展開を図ることにより、『グループ総体としての企業価値の最大化』を目指す」という基本方針を掲げている。

足元では、得意とする福祉用具貸与事業を中心にメディカルサービス事業が好調に推移。2016年3月期の第3四半期業績においても、メディカルサービス事業は売上高で前年同期比4.7%増、営業利益で42.3%増と主力事業として業績をけん引している。

福祉用具のなかでも、同社が昨今注力する領域に、認知症介護に対応する製品がある。老人の徘徊など認知症は社会問題となっているが、同社では認知症患者向けに、今までにない発想の商品を開発し提供している。直近では、昨年12月に利用者が何も持たなくとも、家族や介護者に外出を知らせる認知症外出通報システム「おでかけキャッチWS-01」を発売。
また、テレビCMでも露出している、ベッドからの転落事故を防ぐ新しい発想の介護ベッド「超低床フロアーベッド」は大好評で、同社によれば一時期受注に対して生産が間に合わない状態だったという(現在は生産を増強し、ある程度解消しているとのこと)。

同社は、「認知症商品=フランスベッド」というブランドづくりにも注力しており、今後も介護福祉用具レンタルのパイオニアとして、新発想の商品を軸に事業拡大が目指していく考えだ。

《SF》

 提供:フィスコ

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