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【市況】11日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と3日ぶり反発、金融株しっかり


11日の中国本土マーケットは小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比5.58ポイント(0.20%)高の2810.31ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、5.83ポイント(0.20%)高の2940.94ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.96ポイント(0.27%)高の351.44ポイント、深センB株指数が6.76ポイント(0.62%)安の1084.78ポイントで終えた。

朝安の後に買われる流れ。前日の軟調地合いを継いで売られたものの、下値は堅い、引けにかけてプラスに転じた。全国政治協商会議(国政助言機関)と全国人民代表大会(全人代、国会に相当)の閉幕を来週に控え、各種の産業支援策や景気テコ入れ策に対する期待の高まりが相場を下支えしている。中国人民銀行(中央銀行)が朝方、人民元レートの対米ドル基準値を大きく元高方向に設定したこともプラスだ。

業種別では、証券株の上げが目立つ。中信証券(600030/SH)が2.7%高で引けた。保険株や銀行株もしっかり。石炭や非鉄など素材関連株の一角も物色された。

半面、不動産株はさえない。保利地産(600048/SH)が1.2%安と続落した。中央政府が近く、沿海大都市の不動産高騰を抑える新政策を打ち出す??と伝えられたことが引き続きマイナス材料視されている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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