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2016年03月11日14時28分

【経済】低迷する欧州経済、財政出動が必要不可欠か


 欧州中央銀行(ECB)は10日に開いた理事会で主要金利の引き下げや月額の資産買い入れ枠の拡大を決定した。預金金利の引き下げは想定の範囲内だったが、資産買い入れ枠の拡大やリファイナンス金利(主要政策金利)を0.05%から0.0%に引き下げたことはやや予想外だった。

 ドラギECB総裁は会見で「低水準のインフレ率がもたらす二次的な影響を回避することが大変重要である」との見方を示した。しかしながら、ドラギ総裁は追加利下げの可能性は低いとの見方を示しており、今回の措置が最後の追加緩和になる可能性が浮上している。

 市場関係者の間からは、金融政策だけでユーロ圏のインフレ見通しを引き上げることは困難であることをECBは半ば認めたことになるとの声が聞かれている。ECBが追加量的緩和を実施する可能性は残されているものの、財政出動による景気刺激策の早期導入を求める声が高まりそうだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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