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【市況】11時時点の日経平均は反落、メガバンク株は買い一巡で上げ幅縮小


11時00分現在の日経平均株価は16710.18円(前日比142.17円安)で推移している。欧州中央銀行(ECB)が10日の理事会で決定した追加金融緩和策は市場予想を上回る内容だったが、ドラギ総裁が「更なる利下げは想定していない」と発言したことで欧州株は下落。米国市場ではNYダウが5ドル安となった。こうした流れを受けて、日経平均は242円安からスタートすると、寄り付き後に一時16575.75円(同276.60円安)まで下落した。その後、為替の円高一服を受けて下げ渋る展開となっている。

個別では、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクグ<9984>、ホンダ<7267>、ソニー<6758>などが軟調。ファナック<6954>やJT<2914>は2%超下落している。前日急落した関西電力<9503>は引き続き売り優勢。一部証券会社が投資評価を引き下げた高島屋<8233>は5%を超える下げ。また、関電化<4047>、ラウンドワン<4680>、千代インテ<6915>などが東証1部下落率上位となっている。一方、KDDI<9433>、7&iHD<3382>、日東電<6988>などがしっかり、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株は売り先行後急速に切り返したが、買いが一巡するとやや上げ幅を縮小している。また、ミサワ<3169>、PD<4587>がストップ高で東証1部上昇率上位となっている。

《HK》

 提供:フィスコ

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