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【材料】人工知能関連が上値追い加速、囲碁世界トップにAIが2連勝

 ロゼッタ<6182>、テクノスジャパン<3666>、データセクション<3905>などが全般悪地合いの間隙を縫って続伸、サイオステクノロジー<3744>は個別に買い材料を内包しているとはいえ、4日連続のストップ高水準でカイ気配と、人工知能関連に位置付けられる銘柄への物色人気が勢いを増している。 

 米グーグルが開発した人工知能(AI)「アルファ碁」と囲碁の世界トップクラスである韓国棋士・李世ドル氏との5番勝負が9日ソウル市で始まり、その第1戦でAIが勝利したが、10日に行われた第2戦でもAIが連勝し、李氏に「(完敗に)言葉がない」とまで言わしめたことが大きな衝撃を与えている。

 これまで、囲碁は将棋やチェスと比べ盤面の広さがネックとなって、人間トップの感性にコンピューターの演算能力が届かない唯一のボードゲームだったが、ディープラーニングの進歩によって、この差を一気に解消した。

 人工知能分野で積極的な研究開発を進める企業群の成長期待が改めて強まってきた。日本国内では4月9日からカドカワ傘下のドワンゴ主催で、日本のプロトーナメントを勝ち抜いた山崎隆之叡王と将棋ソフト「PONANZA」の2番勝負が企画されており、この結果にも注目が集まりそうだ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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