市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは5ドル安、ドラギ総裁の発言受け下げに転じる


10日の米国株式相場は下落。ダウ平均は5.23ドル安の16995.13、ナスダックは12.22ポイント安の4662.16で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)が追加緩和策を発表し、買いが先行。ドラギECB総裁が更なる金融緩和を想定していないと発言したことや、軟調な原油相場が嫌気され、午後にかけて上げ幅を縮小し下落に転じた。引けにかけて緩やかに下げ幅を縮小したものの、上値の重い展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や小売が上昇する一方で食品・生活必需品小売やメディアが下落した。

短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は社員流出を防ぐため、一部社員に株式やボーナスを拡大していることが報じられ、下落。検索サイトのヤフー(YHOO)は社外取締役2名の追加を発表したが軟調推移。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は昨日に従業員数名の体調不良を受けて閉鎖していた店舗の消毒を完了したものの、売られた。一方で、ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は決算内容や増配が好感され上昇した。

証券取引所のナスダックはドイツ取引所傘下のインターナショナル・セキュリティーズ取引所(ISE)を11億ドルで買収合意した。ISEは3つのオプション市場を運営しており、ナスダックは米国のオプション市場で最大規模となる。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均