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【通貨】3月10日のNY為替概況


 10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円45銭へ上昇後、112円61銭まで下落した。

欧州中央銀行(ECB)が決定した期待以上の追加緩和を好感したリスク選好の円売り、ドル買いが加速。その後。ドラギ総裁が会見で現状では追加利下げを予想していないとの見通しを示したこと、原油価格の下落を嫌気しリスク回避の動きに転じた。石油輸出国機構(OPEC)加盟国のイランがまだ参加の意向を示していないとの報道を受け、生産量凍結に関するOPEC加盟国と非加盟国の会合への期待が後退。

ユーロ・ドルは、1.0822ドルへ下落後、1.1218ドルへ反発した。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で期待を上回る規模の追加緩和策を発表したため域内の金利先安感に伴うユーロ売りに拍車がかかった。しかし、ドラギECB総裁が利下げ打ち止めを示唆したため買戻しが加速。ユーロ・円は、123円73銭から126円77銭へ上昇。

ポンド・ドルは、1.4118ドルへ下落後、1.4317ドルへ上昇した。

ドル・スイスは、1.0093フランへ上昇後、0.9810フランへ下落した。



[経済指標]・米・先週分新規失業保険申請件数:25.9万件(予想:27.5万件、前回:27.7万件←27.8万件)・米・失業保険継続受給者数:222.5万人(予想:225.0万人、前回:225.7万人)・米・2月財政収支:-1926億ドル(予想:-1963億ドル、15年2月:-1923.5億ドル)

《KY》

 提供:フィスコ

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