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【通貨】NY為替:リスク回避再燃、NY原油反落、OPEC会合期待が後退


 外為市場ではリスク回避の動きが再燃した。原油価格が下落に転じたことを嫌った。ロイター通信は石油輸出国機構(OPEC)加盟国のイランがまだ参加・不参加の意向を明らかにしていないと伝えた。この報道を受けて、増産凍結に関して20日にOPEC加盟国と非加盟国の会合が開催されるとの思惑が後退。


 ドル・円は欧州中央銀行(ECB)定例理事会後につけた2日来の高値114円45銭から113円25銭まで下落。ドラギECB総裁の「追加利下げを予想していない」との発言もあり、ユーロ・ドルは1.0822ドルの安値から1.1160ドルまで上昇。ユーロ・円は126円50銭でもみ合いとなっている。


 NY原油先物は38.48ドルの高値から37.38ドルへ急落。一時100ドル超上昇していたダウ平均株価は午前11時現在56ドル安で推移、一方、欧州債券相場の流れに連れ、米国債券相場も下落。米10年債利回りは1.85%から1.94%まで上昇し、2月1日来の高水準となった。

《KK》

 提供:フィスコ

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