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【通貨】明日の為替相場見通し=ECB理事会が相場左右

 今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、今晩の欧州中央銀行(ECB)理事会の結果次第となりそうだ。予想レンジは1ドル=112円80~114円20銭。

 この日は、日経平均株価が上昇するなか一時113円80銭まで値を上げた。原油高もありリスクオフ姿勢が後退したが、114円に接近する場面では売り物が膨らんだ。ECB理事会では、追加利下げが実施される可能性が高く、市場では「マイナス金利幅の現行のマイナス0.3%から同0.5%への拡大」、「600億ユーロの量的緩和額を700億ユーロに拡大」、「17年3月までとしている量的緩和期間を同年6月まで延長する」といった予想も出ている。
 
 市場予想に沿った内容なら、ユーロ安が進むことも見込まれるが、この際、一方でどこまでドル高・円安が進行するかが焦点だ。もし、円安は限定的で円高が意識されるようなら、「来週の日銀金融政策決定会合で追加緩和思惑も出てくる」(アナリスト)という。ECB理事会と来週の日銀金融政策決定会合を意識し様子見姿勢となる可能性もある。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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