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【材料】日本ガイシ、国内大手は欧州自動車のCO2排出規制達成にはディーゼルエンジン必要との考え

 日本ガイシ<5333>が小動き。高く始まったものの買い一巡後に一時、マイナス圏に沈む場面があった。現在は前日終値2079円と比べ小高い水準で推移している。

 SMBC日興証券は同社に対するリポートで、為替前提を1ドル=110円、1ユーロ=125円に変更したことを主な要因に業績予想を引き下げている。ディーゼルエンジンがなくなり、同社のセラミックス部品需要も減少するのではとの懸念が株式市場に一部あるが、欧州自動車のCO2排出規制を達成するためにはディーゼルエンジンは必要であると考え、多少の需要減少はありうるが、セラミック部品などを多く使い、より高度な排ガス処理を行いNOxやPMを削減するというシナリオの方が現実的であり、同社にとってはポジティブな影響の方が大きいと予想している。

 同証券は投資評価「1」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は2900円から2500円へ引き下げている。
《MK》

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