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【市況】東京株式(前引け)=反発、円安追い風にリスク選好

 10日前引けの日経平均株価は前日比163円90銭高の1万6806円10銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は9億2933万株、売買代金概算は8936億2000万円。値上がり銘柄数は1603、対して値下がり銘柄数は252、変わらずは85銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、終始買いの勢いが勝った。前日までの下げで値ごろ感が生じており、欧米株高や原油高、為替の円安歩調を受けてリスクを取る動きが強まった。大津地裁の高浜原発3、4号機の運転差し止め命令を受け電力株の下げが全体地合いに影響しているが、円安を背景に主力輸出株が買われ、日経平均は高値圏で売り物をこなし1万6800円台で着地している。

 個別ではトヨタ自動車<7203>など自動車株が堅調、ソニー<6758>も上値追い。小野薬品工業<4528>も物色人気に。リンクアンドモチベーション<2170>が活況高、芦森工業<3526>も買われた。テンプホールディングス<2181>、日本製紙<3863>、セイコーホールディングス<8050>なども上昇した。半面、関西電力<9503>が急落したほか電力株の下げが目立っている。日立金属<5486>、パイオニア<6773>が売られ、東京建物<8804>、アシックス<7936>なども下落した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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