市場ニュース

戻る
 

【材料】不動産流動化関連に物色の矛先、マイナス金利環境で追い風

 マイナス金利環境を背景に不動産流動化関連が人気化。富裕層向けに投資物件を売却するレーサム<8890>や都心を事業基盤に中小型物件でファンドを組成するトーセイ<8923>、首都圏に加えて仙台や札幌など五大都市で中古マンション再生販売を展開するインテリックス<8940>などいずれも上値を指向している。

 2月16日から導入されたマイナス金利の影響で市場金利が急低下しており、不動産業界はその恩恵を大きく享受している。有利子負債負担の低減に加え、調達金利低下が利益採算を向上させるほか、銀行の相次ぐ住宅ローン金利引き下げの動きもプラスに働く。

 そのなか株式市場では、相対的に足の軽い不動産流動化ビジネスを手掛ける中小型不動産株に物色資金が向かい始めている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均