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【市況】東京株式(寄り付き)=原油急反発と円安受けて買い優勢

 10日の東京株式市場は買い優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比168円高の1万6811円と反発。

 今週に入り調整色をみせていた日経平均だが、前日時点で東証1部の騰落レシオは82%台まで下がっており、目先リバウンド狙いの買いが流入している。前日の欧米株市場は総じて堅調、米国株市場ではNYダウが36ドル高と小幅ながら反発したほか、外国為替市場では1ドル=113円台前半の推移と円安方向に振れており、主力株中心に追い風。WTI原油先物価格が38ドル台まで急反発したことも、リスクオンの流れを後押ししている。日本時間今晩に予定されるECB理事会の結果を前に、買い一巡後は様子見ムードが広がる場面も想定される。北朝鮮が早朝に短距離弾道ミサイルを発射、日本海に落下したことが伝わっており、地政学的リスクが意識される可能性もある。

 寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で値上がり上位に機械、ゴム製品、その他金融、鉱業、海運など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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