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【市況】10日の株式相場見通し=円安を好感し買い先行も、ECB目前で見送り姿勢へ

 10日の東京株式市場は、前日のNY株式市場でダウ平均株価が反発したことや、外国為替市場での円高が一服していることから買い先行のスタートとなりそうだ。ただ、欧州中央銀行(ECB)理事会を目前に控えて、その内容を見極めたいとの姿勢から見送りムードも強まりそうだ。

 9日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比36.26ドル高の1万7000.36ドルと反発した。NY原油先物価格が反発したことで投資家心理が改善し、石油関連などの資源株を中心に買い戻しが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前日比25.554ポイント高の4674.379と3日ぶりに反発した。
 10日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=113円30銭台と前日に比べて円安・ドル高が進行している。

 日程面では、2月の企業物価指数、2月のオフィス市況に注目。海外では、欧州中央銀行(ECB)理事会(ドラギ総裁が会見)、中国2月の消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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