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【市況】ボリバン+1σや5日線の攻防/日経225・本日の想定レンジ


[本日の想定レンジ]
 9日のNY市場は上昇。欧州中央銀行(ECB)理事会を明日に控え、追加緩和観測への期待から欧州株が概ね堅調な展開となった流れを受けて買いが先行。原油相場が上昇したことなども好感された。しかし、ドラギECB総裁の発言を見極めたいとの思惑から、挟んでの狭いレンジ取引となった。ダウ平均は36.26ドル高の17000.36、ナスダックは25.55ポイント高の4674.38。シカゴ日経225先物清算値は大阪比165円高の16795円。

 シカゴ先物にさや寄せする格好から反発が見込まれ、5日線辺りが意識されそうだ。前日までの調整で25日線のほか、一目均衡表の転換線や基準線などが支持線として意識されていたこともあり、タイミングとしても自律反発に入りやすいところ。その後はイベントを控えて5日線レベルでの攻防となりそうだが、ボリンジャーバンドの+1σレベルでもあるため、自律反発の域は脱せそうにもない。しかし、価格帯別出来高でみると16300-16900円は商いの薄いところでもあり、インデックスに絡んだ商いによって振れやすいところである。突破をみせてくるようだと、短期筋のショートカバーも入りやすい。16700-16900円のレンジを想定する。


[予想レンジ]

上限 16900円-下限 16700円

《TM》

 提供:フィスコ

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