市場ニュース

戻る
 

【市況】NY株式:ダウは36ドル高、ECB理事会を控えて小動き


9日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は36.26ドル高の17000.36、ナスダックは25.55ポイント高の4674.38で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)理事会を明日に控え、追加緩和観測が拡大したことで欧州株が概ね全面高となり、米国株にも買いが先行。堅調な原油相場が好感されたものの、ドラギECB総裁の発言を見極めたいとの思惑から、終日小動きとなった。セクター別では、エネルギーやソフトウェア・サービスが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや電気通信サービスが下落した。

製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は社外取締役3名の追加を発表し、上昇。レストランチェーンのダーデン・レストランツ(DRI)は決算内容が好感され、堅調推移。メディアのCBS(CBS)はウェルズファーゴによる投資判断引き上げを受け、買われた。一方でファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は従業員がノロウィルスに感染した疑いでボストンの1店舗を閉鎖したことを発表し、下落した。

サウジアラビア政府は原油安による財政赤字の拡大を受け、海外の大手銀行から最大80億ドルの融資を取り付けるため、協議を行っている。原油価格を巡る同国の強気な姿勢は長くは続かない可能性がある。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均