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【特集】ダイヤモンドダイニング Research Memo(10):インバウンド強化に向けた取り組みに注目


■ダイヤモンドダイニング<3073>の成長戦略

・出店エリア
山手線沿線内外を中心とした首都圏中心部ドミナント出店徹底功勢
関西圏でのドミナント化拡大及び主要都市への出店推進
・出店ブランド
高収益ブランド積極出店
高客単価ブランド及び「BAGUS」ブランド厳選出店
・集客・販促
DDマイル会員数の拡大
アライアンス先拡大等によるインバウンド強化
・人材確保・育成
新卒採用(留学生含む)大幅増員、障がい者雇用積極推進
サービス力の全体的底上げを目的とした人材教育の継続的強化
・ブランディング
当社グループにしかできないコラボレーション業態開発・出店
「わらやき屋」ブランド向上と地域貢献を兼ねた「よさこい祭り」への継続参加

弊社では、インバウンド(外国人旅行客)の拡大や東京オリンピックの開催に向けて経済の活性化が予想される首都圏中心部においても、まだ十分に出店の余地が残されているうえ、ドミナント展開の強化を狙う関西圏での出店拡大、主要都市への出店推進により、不可能な数値ではないと見ている。ただ、繰り返しになるが、毎期45店舗前後の新規出店を前提とした出店計画については、業界環境等を見据え、やや慎重な姿勢となる可能性も否定できず、今後の動向に注意する必要がある。

また、今期(2016年2月期)から開始したインバウンド(外国人旅行客)強化に向けた取り組み(外国人を含む対応チームの設置)や第3の事業及び収益の柱と位置付けているウェディング事業(米国ハワイ州及び国内)については、同社ならではの付加価値をどのように生み出していくのかにも注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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