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【特集】ダイヤモンドダイニング Research Memo(2):積極的なM&Aによる規模拡大が成長を支える


■事業概要

(1)事業内容

首都圏を中心に多業態展開による飲食事業を主力とするとともに、ダーツやビリヤード、カラオケなどのアミュ?ズメント事業も手掛けている。保有ブランドの多様性を活かしたブランドマネジメント制と好立地に集中的に出店するドミナント展開などに特徴がある。

「世界No.1のエンターテインメント企業グループ」をビジョンに掲げ、「コンセプト」「空間」「ストーリー」を重視した独自の発想による業態開発力には定評があり、「VAMPIRE CAFE」や「アリスのファンタジーレストラン」「ベルサイユの豚」など個性的な人気ブランドを創出してきたことや積極的なM&Aによる規模拡大が、これまでのダイヤモンドダイニング<3073>の成長を支えてきた。

事業セグメントは、「九州 熱中屋」や「わらやき屋」など高収益ブランドを軸とした飲食事業と「BAGUS」ブランドなどによるアミューズメント事業のほか、「やきとり○金」及び「九州 熱中屋」ブランドによるライセンス事業の3つに分類される。飲食事業が、売上高の75.0%、営業利益(調整前)の50.3%を占めている(2016年2月期第3四半期累計)。

同社グループは、同社と連結子会社10社(国内3社、海外7社)及び非連結子会社2社で構成されている(2015年11月末現在)。ただ、海外飲食事業(シンガポール)で、ラーメンダイニング等を手掛けるDiamond Dining Singapore Pte.Ltd.については、2016年1月13日に業績が当初計画を下回っているほか、ラーメンダイニングが国内外で飽和状態であり、内外環境を鑑みた結果、今後投資回収及び採算性を確保していくことが困難であるとの判断に至り、同国内での事業撤退の方向性を決定した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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