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【市況】【今日の相場見通し】 本日の予想レンジ 16,500円~16,900円。

 米ダウ平均は、連日の上昇による短期的な過熱感と、原油価格の下落をきっかけに、利益確定の売りが優勢となり、6日振りの反落で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)125円安と、大幅安での大引けを迎えていることから、東京市場の朝方も売り先行により、マイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、上値の重いドルに失望し再びリスクオフの動きを強め始めていることから、戻り高値を更新していた銘柄などを中心に、利益確定が急がれる公算で、また、円高による業績悪化を懸念し、輸出関連セクターも冴えない動きが想定される。

 ただ、テクニカル的にはこれまでと違い、5日移動平均線(16,890円前後)と25日移動平均線(16,344円前後)のゴールデンクロスや、一目均衡表転換線(16,450円前後)による基準線(16,365円前後)の突破するなど、年内初めてとなるポジティブな転換を示し、また、円高に対しても一定の抵抗力が付いてきたような変化も見られることから、下値圏では積極的な押し目買いも期待され、16,500円~16,400円のレンジ内までの調整に留まりそうである。

 新興市場のジャスダック平均は、5日移動平均線(2,407ポイント前後)が支持線となりそうだが、割りこんだ場合は25日移動平均線(2,355ポイント前後)までの下落も視野に入ってくるだろう。マザーズ指数は、一目均衡表の転換線(882ポイント前後)あたりが目先の下値メドだが、これまで一番堅調で短期的な過熱感も出ていただけに、転換線で利食い売りを抑えきれなければ、200日移動平均線(865ポイント前後)近くまでの調整も覚悟したい。

 本日の予想レンジ 16,500円~16,900円。(ストック・データバンク 編集部)

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