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【通貨】NY為替:ドル・円は112円57銭、中国輸出激減&OECD報告で世界経済への懸念再燃


 8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円09銭から112円43銭まで下落し112円57銭で引けた。中国の輸出激減に加え、経済協力開発機構(OECD)が全メンバー国経済の成長鈍化を指摘したため世界経済への不安が再燃し、リスク回避の円買い、ドル売りが加速した。


 ユーロ・ドルは、1.1058ドルまで上昇後、1.0994ドルへ反落し1.1005ドルで引けた。ユーロ圏の10-12月期国内総生産(GDP)改定値が予想外に上方修正されたほか、独1月鉱工業生産も予想を大幅に上回ったためユーロの買戻しが優勢となった。ただ、根強い欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を受けたユーロ売りに上値も限定的となった。ユーロ・円は、124円72銭から123円85銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.4174ドルへ下落後、1.4242ドルへ反発。ドル・スイスは、0.9903フランから0.9971フランへ上昇した。

《KK》

 提供:フィスコ

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