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【市況】日経平均は続落、円高進行を受けて一時340円超の下落/相場概況


日経平均は続落。7日の米国株式市場はまちまちだったが、為替相場は低調な米経済指標や要人発言を受けて円高方向に振れ、本日の日経平均は21円安からスタートした。寄り付き後は一時1ドル=112円台まで円高が進んだことから下げ幅を拡大する展開となり、前場には16570.22円(前日比341.10円安)まで下落する場面があった。ただ、日本銀行によるETF買い入れへの期待などから売り一巡後は一転して下げ幅を縮める展開となり、後場後半に16800円台半ばまで値を戻す場面も見られた。

大引けの日経平均は前日比128.17円安の16783.15円となった。東証1部の売買高は25億4633万株、売買代金は2兆5754億円だった。業種別では、非鉄金属、電気・ガス業、銀行業が下落率上位だった。一方、上昇したのは不動産業、繊維製品の2業種のみだった。

個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が売られ、三菱UFJは一時4%を超える下落となった。その他売買代金上位では、トヨタ自<7203>、NTTドコモ<9437>、ソニー<6758>などが軟調。日産自<7201>やパナソニック<6752>が2%超、転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行を発表したスズキ<7269>は3%超の下落に。前日上昇の目立った東芝<6502>は7%安と急反落。また、SKジャパン<7608>、サイバネット<4312>、テクノプロHD<6028>などが東証1部下落率上位となった。一方、ソフトバンクグ<9984>やファナック<6954>が堅調で指数を下支えしたほか、三井物産<8031>、JT<2914>、JR東海<9022>もしっかり。前日決算発表したピジョン<7956>は5%超の上昇に。また、マネパG<8732>がストップ高まで買われ、サンデンHD<6444>、HUG<3676>などとともに東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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