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【市況】個別銘柄戦略:資源関連優位もリターンリバーサルの動きも徐々に一巡感


昨日の日経平均は日中値幅も小さくなっており、昨日の米国市場が小動きにとどまったことからも、徐々にECB理事会を控えての様子見ムードが強まっていく可能性が高いだろう。引き続き資源価格の上昇傾向が続いているため、資源関連株優位の状況とはみられるが、SQが接近するタイミングにも差し掛かり、リターンリバーサルの動きにも一巡感が強まっていく方向だろう。全体相場の動きが鈍くなる中、個人投資家の資金はあらためて新興市場へとシフトしていくことも想定される。個別では、米デルの部門買収が伝わっているNTTやCB発行のスズキなどの動向が注目される。大型買収に関しては資金負担への警戒感が先行しやすい相場環境でもあり、NTTなどにもマイナス反応が先行する可能性。スズキに関しては、希薄化を避けるスキームになっていること、金庫株の放出懸念などはあったことから、潜在的な希薄化ほどは下げないとみられる。

《KS》

 提供:フィスコ

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