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【市況】出遅れ中小型銘柄等へは修正リバウンドを意識【クロージング】


7日の日経平均は5営業日ぶりに反落。103.46円安の16911.32円(出来高概算22億1000万株)で取引を終えた。予想を上回る米雇用統計の結果を受けて、小幅ながら続伸で始まった。しかし、その後は前週末に節目の17000円を回復したことで、目先の利益を確保する目的の売りに押される展開となった。また、米国の3月の追加利上げ観測が後退するなか、為替相場が円高・ドル安方向に振れたことも重しとなった。一方で、個人投資家の物色意欲は旺盛であり、マザーズ、JASDAQなど新興市場の中小型株は、相対的に堅調だった。

日経平均はこう着となったが、想定内の一服であり、押し目拾いのタイミングを見極めたいところであろう。10日のECB理事会や11日には先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えており、積極的には手掛けづらい状況である。もっとも、先高期待は根強く、中小型株などへは個人主体の資金が向かいやすい。また、メディア<3815>がストップ高となったが、テーマ性があり、相対的に出遅れている中小型銘柄等へは、修正リバウンドを意識した資金が向かいやすいだろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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