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2016年03月07日16時01分

【特集】ミルボン Research Memo(1):アジアトップ、世界トップを目指す取り組みが順調に進展


ミルボン<4919>はプロフェッショナル市場(美容室向け市場)におけるヘア化粧品の専業メーカーで、国内トップシェア企業である。日本市場では長らく欧米メーカーが強みを持っていたが、同社はヘア化粧品や美容技術の開発に取り組み、国産メーカーのリーディングカンパニーとしての地位を確立している。

同社は2015年度から2019年度までの5ヶ年中期事業構想(中期経営計画)に取り組んでいる。初年度の2015年12月期(2015年1月?12月)決算は、売上高・利益ともに計画を上回る順調な滑り出しとなった。2015年の重点施策として掲げた目標は、国内市場、海外市場ともに順調に進捗し、国内売上高は前期比5.6%増収、海外売上高は同33.8%増収となった。

2016年12月期の事業戦略の中で、弊社では国内での取り組み強化に注目している。国内市場の深掘りは、将来の海外市場の攻略にも役立ってくると考えられるからだ。2016年、同社は「BtoBtoC」すなわち店販の強化に向け、コーポレートブランディングを積極化させる方針だ。またそれと合わせて、製品群ブランドのポジショニングの明確化や、世代ごとの価値観を分析した提案営業、国内営業拠点の増設・強化を行うことで、国内のシェア底上げを狙っている

好調な業績成長を反映して、株主還元にも一段の積極姿勢を見せている。2016年12月期について、同社は期初の段階で前期比4円増配の78円配を公表した。これまでも同社は配当性向40%を目安に配当を行ってきたが、期初時点では前期並み予想を公表し、業績予想の進捗に合わせて期中に配当予想を引き上げるパターンが常だった。今期の期初時点での増配予想は、同社の持続的業績拡大に対する自信度が一段と深まったためのものと弊社ではみている。

■Check Point
・2015年12月期は増収増益で着地、ヘアケアやヘアカラーが順調
・2016年12月期は連続増収増益を見込む
・株主還元に積極的、配当性向40%前後の配当実績と株式分割の実施

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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