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2016年03月07日07時59分

【経済】ニューソブリン銘柄を探せ


日銀がマイナス金利政策を導入したことにより、金融機関は日銀に預けていれば得られていた利息収入が失われることになった。現在は利息のつかないものは新たに預け入れした部分にとどまるが、今後日銀がマイナス金利を拡大することと相まってより影響が大きくなる見込みである。また、マイナス金利導入の結果として日本国債の利回りは大きく低下し、ついに10年国債利回りも一時、史上初のマイナスとなった。マイナス金利ということは、国債償還まで持っていても収益がマイナスになってしまうことを意味する。すでに国債等で運用するMMFが返還されるなど様々な影響が出始めている。
 日銀が始めたマイナス金利の影響は今後拡大して行くと思われる。特に金融機関等は日銀へ預け入れていた資金の運用や、日本国債に代わるモノの運用によって収益を確保して行かなければならない点は大きな問題だ。
 この問題を解決するため金融機関の資金は、日本国債にかわるモノ、すなわち国債まではいかないにしても「比較的に安全」で、少しでも利回りが取れる「ニューソブリン」に流れ込むことになるだろう。いわば利回りハンティングだ。そのようなモノとしては、不動産投資信託(リート)や海外要因に左右されない安定的な内需の高配当銘柄等が挙げられる。これらには、水が高いところから低いところに流れるように、巨額の資金が流れ込み、多少の海外の要因には左右されずに堅調な値動きをすることになろう。既にリートなどにはその兆しがうかがえる。
《YU》

 提供:フィスコ

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