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【市況】今週の「特異日」カレンダー(3月7日-11日)

日経平均株価の日足チャート 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

 前週(2月29日-3月4日)は、3月4日(金)が「7勝3敗」のプラスの特異日となりました。この日、日経平均は54円高と4日続伸。2月8日以来およそ1ヵ月ぶりに1万7000円の大台を回復して、注目された3月第1週を締めくくりました。週間の上昇幅は826円に達し、煮詰まりをみせていた保ち合いからの上放れを鮮明にしました。

 4日夜には米国の雇用統計発表を受けて、NYダウも62ドル高と4日続伸し、1月5日以来、約2ヵ月ぶりに1万7000ドルの大台を回復しています。奇しくも日米双方の指数が「1万7000」の節目に到達した日となったのです。

 今週(3月7日-11日)は、週後半の10日(木)に「1勝9敗」のマイナスの特異日、翌11日(金)に7勝3敗のプラスの特異日が連続して訪れます。市場関係者が期待する3月期末の1万8000円回復に向けて順調に地歩を固めるのか、極めて勝率の低い特異日を節目に一旦調整するのか。10日(木)のECB理事会、11日(金)のメジャーSQ到来も重なり、引き続き注目が怠れない週となりそうです。

▲【 7敗以上 】
  3月10日(木) ○1-●9:ECB理事会、中国消費者物価指数、前日が新月
△【 7勝以上 】
  3月11日(金) ○7-●3:メジャーSQ、法人企業景気予測調査

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

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