【通貨】英ポンド週間見通し:底堅い展開か、原油相場回復で買い戻し
■堅調推移、原油相場の上昇が好感される
先週のポンド・円は堅調推移。英国の欧州連合(EU)離脱への懸念は消えていないものの、原油先物相場の上昇が好感された。米早期追加利上げの可能性は低いとの見方が広がり、ポンド買い・米ドル売りの取引が増えたことも対円レートの上昇を促す要因となった。取引レンジ156円21銭-162円45銭。
■底堅い展開か、原油相場回復で買い戻し
今週のポンド・円は底堅い展開か。原油先物相場の回復を受けたポンド買いは継続する見込み。英国の欧州連合(EU)離脱懸念を背景としたポンド売りは一服しており、9日発表の1月鉱工業生産が予想通りならば、ポンド相場の押し上げにつながる可能性がある。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・9日:1月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%、12月:-1.1%)
・11日:1月商品貿易収支(予想:-103.5億ポンド、12月:-99.17億ポンド)
予想レンジ:160円00銭-164円00銭
《FA》
提供:フィスコ