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【市況】<株式トピックス>=米雇用統計前の4日続伸は地合い強さの表れ

 4日の東京株式市場は安く始まったものの底堅さを発揮。日経平均株価は後場終盤に上昇加速し、小幅高ながら2月8日以来約1カ月ぶりに1万7000円台を回復してきた。終値は前日比54円62銭高の1万7014円78銭と4日続伸。

 きょうまでの4日続伸で、日経平均株価は合計988円高と1000円近い上昇となった。これにより、25日移動平均線(1万6450円=4日)と5日移動平均線(1万6566円=同)とのゴールデンクロスを達成した。

 小幅ながらも4日続伸したことについて、市場関係者からは「米2月の雇用統計発表を前に、不透明感が強まるなかでも、ポジョン調整の売りをこなして引け際に上げ足をはやめて前日比プラスで引けたことは、地合いの強さを表している」との見方が出ていた。

 果たして、3月期末までに2月1日高値の1万7905円奪回に漕ぎ着けるかが焦点となってきた。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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