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【通貨】東京為替:ドル下げ渋り、日銀総裁発言で売りも


4日の東京外為市場で、ドル・円は下げ渋る展開となった。黒田日銀総裁の発言を受け、一時ドル売りが強まった。


ドル・円は、日経平均株価の弱含みを受け、朝方113円76銭から値を下げる展開となった。日銀黒田総裁が参院予算委員会で「さらにマイナス金利を引き下げることは考えていない」と述べたことを受けてドルは一時113円24銭まで下落。3日に付けた直近安値113円22銭に迫った。ただ、その後黒田総裁は状況次第で追加金融緩和を行うと明言しており、ドルは下げ止まった。


ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いとなっていることから、ドルは目先底堅い値動きが予想される。ただ、今晩の米雇用統計発表を控え様子見ムードが強まりやすい。また、引き続き利益確定売りが強いため、上値は重くなりそうだ。


ここまではユーロ・ドルはやや下げ渋り、1.0940ドルから1.0959ドルで推移。また、ユーロ・円は弱含み、123円93銭から124円59銭で取引された。

【要人発言】
・日銀黒田総裁
「マイナス金利、必ずや家計、企業にプラス影響あるだろう」

【経済指標】
・1月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+0.4%(予想:+0.4%、12月:0.0%←+0.1%)

《TY》

 提供:フィスコ

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