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【市況】東京株式(前引け)=売り買い交錯のなか小幅安で着地

 4日前引けの日経平均株価は前日比4円10銭安の1万6956円06銭と小幅反落。前場の東証1部の売買高概算は13億8857万株、売買代金概算は1兆1930億3000万円。値上がり銘柄数は1294、対して値下がり銘柄数は542、変わらずは106銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝方日経平均が安く始まったものの底固く、前日終値近辺を上限に狭いゾーンでのもみ合いを続けた。前日の欧米株式市場が高安まちまちの展開だったことに加え、外国為替市場で円高方向に振れたことから主力株中心に利益確定売りの動きを誘発したが、下値を売り込む動きもみられない。日経平均は引け際にプラス転換する場面もあった。一方、日本時間今晩に予定される2月の米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあって上値も重い状況だ。

 個別ではアルプス電気<6770>が高く、日立製作所<6501>も堅調。マネーパートナーズグループ<8732>がきょうも一時ストップ高に買われたほか、住江織物<3501>、ベクトル<6058>も値を飛ばした。シャープ<6753>が物色人気となり、竹内製作所<6432>、富士石油<5017>も高い。田淵電機<6624>も大幅高となった。半面、小野薬品工業<4528>が軟調、NTTドコモ<9437>、JR東日本<9020>も売りに押された。くらコーポレーション、トリドール<3397>が急落、参天製薬<4536>、雪印メグミルク<2270>なども安い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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