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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は3日続伸、堅調な外部環境を受け、投資家心理の改善が継続


【ブラジル】ボベスパ指数 47193.39 +5.12%
3日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2299.91ポイント高(+5.12%)の47193.39で取引を終えた。44900.39から47374.52まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは51、値下がりは10、変わらず0であった。

ブラジルの汚職捜査のなかで逮捕者からの証言がルセフ政権に打撃となり、退陣となれば経済や株価の回復につながる、との思惑がこの日の株高の背景となったもよう。ブラジル中銀は前夜、政策金利(14.25%)の据え置きを決定した。一方、3日発表のブラジルの経済指標は、10-12月期GDPが前年比-5.9%に落ち込み、2月サービス業PMIは36.9まで急落した。

【ロシア】MICEX指数 1858.69 +1.41%
3日のロシア株式市場は反発。主要指標のMICEX指数は、前日比25.85ポイント高(+1.41%)の1858.69で取引を終了した。1836.73から1863.95まで上昇した。

ナイジェリアのカチク石油相が、「サウジアラビアやロシアなど主要産油国が、増産凍結をめぐり20日にモスクワで会合を開催へ」、「産油国は総じて50ドルへの価格回復を求めている」と発言。将来的な原油高を見込んだロシア経済への復期待からか株高になったもよう。ロシア株式市場の取引時間帯におけるブレント原油先物は、一時37.37ドルまで上昇した(前日引けは36.93ドル)。

【インド】SENSEX指数 24606.99 +1.50%
3日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比364.01ポイント高(+1.50%)の24606.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同106.75ポイント高(+1.45%)の7475.60で取引を終えた。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。堅調な外部環境を受け、投資家心理の改善が継続。前日の米株式市場が上昇したほか、この日のアジア市場も堅調な値動きを示した。また、原油先物は堅調な基調を継続していた。

【中国本土】上海総合指数 2859.76 +0.35%
3日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比10.08ポイント高(+0.35%)の2859.76ポイントと小幅ながら3日続伸した。

政策期待が支え。全国政治協商会議(政協、国政助言機関)が3日(日本時間午後4時)、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が5日にそれぞれ開幕することが支援材料となっている。ただ、一時は反落する局面もみられた。直近の上昇ピッチが急だったため、戻り売りが散見されている。

《CS》

 提供:フィスコ

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