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【市況】3日の香港市場概況:ハンセン0.3%安と3日ぶり反落、買いが先行するも上値の重い展開


3日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比61.73ポイント(0.31%)安の19941.76ポイントと3日ぶりに反落する半面、本土企業株で構成されるH株指数は16.70ポイント(0.20%)安の8390.79ポイントと3日続伸した。売買代金は717億1600万香港ドル(2日の売買代金は926億8700万香港ドル)。

買いが先行するも上値の重い展開。昨夜のNY株高やこの日の本土株上昇などは支えとなったものの、相場の過熱感が嫌気された。ハンセン指数は昨日、約2カ月ぶりに節目の2万ポイントを回復しただけに、目先の達成感が強まっている。

ハンセン指数の構成銘柄では、PC世界最大手の聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)が4.0%安、婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(ベル・インターナショナル:1880/HK)が3.1%安、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が3.0%安と下げが目立った。レノボに関しては、保有する聯想集団株を主要株主の米IBMがすべて売却したとみられることが嫌気されている。

なお、金融大手グループのHSBC(5/HK)は実質的に0.8%の上昇。現金配当分を加味して株価調整した場合は、2.5%安となる(ハンセン指数下落寄与度44.9ポイント)。一方、エネルギー関連の銘柄はしっかり。油田掘削サービスの中海油田服務(チャイナ・オイルフィールド・サービシズ:2883/HK)が3.6%高、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.8%高と値を上げた。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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