市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(大引け)=213円高、利益確定売りこなし3日続伸

日経平均 日足チャート 「株探」多機能チャートより
 3日の東京株式市場は寄り付きこそ日経平均が安く始まったものの、その後は買いが優勢となり、後場に入っても勢いは衰えず、ほぼ高値引けとなった。

 大引けの日経平均株価は前日比213円61銭高の1万6960円16銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は27億4428万株、売買代金概算は2兆5382億9000万円。値上がり銘柄数は1429、対して値下がり銘柄数は436、変わらずは77銘柄だった。

 きょうの東京市場は、為替相場が円高傾向にあることで朝方は買い手控えムードが漂っていたが、利益確定の売りは寄り後すぐに吸収され、その後は次第高の展開となった。2月の米ADP雇用報告が、事前の市場コンセンサスを上回る雇用者数の伸びを示したことから米経済先行きに対する不安心理が後退、東京市場でも主力株中心に買い戻される流れに。銀行株への買い戻しが顕著で全体相場の戻りを支援した。日経平均は途中伸び悩む場面もあったが、引け際に締まり、1万7000円大台を目前にとらえている。中国・上海株をはじめアジア株が総じて底堅い動きをみせたこともプラスに働いた。日経平均が3日続伸となったのは今年初。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクの人気が際立った。トヨタ自動車<7203>、ファーストリテイリング<9983>も高い。三菱商事<8058>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>なども上昇した。インプレスホールディングス<9479>、コア<2359>も大幅高。

 半面、JR東海<9022>が売られ、NTTドコモ<9437>も冴えない。パイロットコーポレーション<7846>が安く、ブイキューブ<3681>も値を下げた。日本ケミコン<6997>、ユナイテッドアローズ<7606>なども下落した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均